Merida eONE-SIXTY 900E

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今後はE-BIKEだ!とシマノの展示会でも大号令が掛かってましたけど(笑)、まあ私はそんな事はどうでもよくて、楽しい自転車には乗りたいと言うだけです(笑)

普段は全く電動アシストの必要性は感じませんけれど、それは古い考え方なのです。私も単に”アシストしてくれるだけ”なら要りませんし、楽しいとは思いません。

しかし、マウンテンバイクがE-BIKEによってこのように進化するとしたら…欲しくなってしまいました。


E-BIKEにはActive、Sports、Performanceという3つのカテゴリーがあります。

[Active]
いわゆる皆さんが想像する電アシになります。体力がない人や自信がない人が電動モーターの助けを借りて、力のある人と一緒に走ったりすることが出来るバイクです。走る場所は街なかや生活圏がメインとなります。

[Sports]
こちらもまた力を助けてくれるということを主たる仕事に期待しつつ、生活圏を飛び出してスポーツサイクルに乗ることを楽しむというユーザーに向けたカテゴリーです。

[Performance]
このカテゴリーがE-BIKEの中で最も衝撃的なカテゴリーです。これまでのマウンテンバイクで楽しめる世界を更に拡げる事ができ、”単なるアシスト”ではなく、全く別のスポーツへの生まれ変わったカテゴリーです。



メリダが送り出したPerformanceカテゴリーのE-BIKE「eONE-SIXTY」がこちら。

スペックは見ての通りです。タイヤは27.5/2.8″、ストロークは前後160mm。これに最大250Wのモーターアシストを加えることによって、航続距離は伸び、どこでも登れるようになります。つまり、これまで下りを得意とするバイクは”下り系”などと呼ばれ、登りは得意ではないどころか”苦行”でしかありませんでした。あるいはリフトが設置されたパークなどで遊ぶことに限定されていました。重量は大変重たいですが、その重さとサスペンションによってまるでモーターサイクルのようなトラクションを得ることが出来、その走りは強烈の一言。

MERIDA eONE-SIXTYにより全く新しいマウンテンバイクの世界にたどり着けるでしょう。

説明するよりも、ビデオを見てもらったほうが早いかも知れません。


MERIDA eONE-SIXTYはこれまでのONE-SIXTYと全く変わらないスタイル、ジオメトリを実現し、スタイリッシュです。他のメーカーでは無いでしょう。スタイリングと性能の合理性を徹底して追求するメリダのエンジニアだから出来ることです。

どうでしょうか。ぱっと見では、どちらがE-BIKEなのかわからないと思います。

残念ながら、2018年モデルとしてこのeONE-SIXTYは日本国内で発売されません。日本の法律によれば、速度センサーをリヤアクスルに設置しなければならないと定められていますが、BB周辺に設置されているからです。メリダのエンジニアはその件についてシマノから知らされないままeONE-SIXTYを開発しました。一日も早く改良され、このeONE-SIXTYを日本のトレイルで乗ることが出来る日を楽しみにしています。