旅と妄想とSILEX

昔から地図帳(もう無いかな?)を見て、行ったことがある所の思い出や次に行きたい所についての妄想をするのが好き、そんな旅好きの人は私だけではないと思います。

そう、旅好き=地図好き。

地図って楽しいです。どんどん妄想が膨らんで、どんどん深みにハマります。そして、いつか行ってみることに成るのでしょう。

自転車での旅について、古くランドナーという文化がありました。しかし、今では少なくなりました。一部では同じような楽しみ方が出来る自転車としてGIANTのGREAT JOURNEYなどが存在していたわけですが、最近ではそれが”バイクパッキング”という方法に進化して文化を築いています。

それ以前の自転車旅と比較すると、全体的に軽さを意識したものとなります。ヒョイッと担ぐような軽さももちろんですが、自転車としてのスピードを失うことなく”走る楽しみも味わいたい”という方向性です。なおかつ、舗装路以外の路面を走行することも考慮し、より太いタイヤやコントロールしやすいライディングポジションなどが与えられました。

それは”グラベルロード”という言葉でも表されていますし、新ジャンルとして一部では期待するところでしょう。

しかしながら、グラベルロードはアメリカで生まれた文化です。映画を想像するような風景が広がるアメリカの広い国土では、未舗装路をずーっと走っていかないと行けない場所があるとか、そこしか道がないとか、あるあるですね。

こんな感じとか。

こんな感じとかですね。

でも、こんなところは日本にはないわけです。だから、「グラベルロードっていつ使うの?」という声もあります。

ランドナーはフランスの文化です。フランスはツールで見るような山もありますが、フランスは農業国なので多くは農村地帯です。そういう場所を旅する自転車、それがランドナー。その国の地形と文化は、自転車での度にもそのまま影響するんですね。ですから、日本で”グラベルロード”と言われてもピンとこないのは当然でしょう。隣国ドイツでも写真のような景色はお目にかかれないので、やはりグラベルロードは求められていないわけです。それゆえ、ヨーロッパ系の自転車メーカーでは”ロードレーサーをベースとしたジオメトリのオールロードバイク”は発売されることは少ないでしょう。

メリダを開発しているドイツでは”ツーリング(自転車での旅)”が盛んです。それはフランスでいうランドナーの様な文化となり、MTB等に最低限の荷物を積んで、それを列車に乗せ、あらゆる場所を旅します。

なんかこちらの方が、日本の文化にマッチしていると思いませんか?

メリダが2018年にリリースします「SILEX」は、ランドナー的に楽しむオールロードバイクとして非常に合理的に出来ています。

これがロードレーサーベースのジオメトリですと、ハンドルが低すぎたり、結局はスピードを出すことを捨てきれなかっりします。また、ジオメトリのせいもあって砂地まではいいですが、砂利以上の不整地ではとてもじゃないですが、ハンドル荷重が過剰になって怖かったり、危ないために乗れない自転車になってしまいます。

グラベルロードはあくまでロードバイクなので、その中途半端さが問題なのでしょう。すでに普通のロードバイクも28Cくらいまでのクリアランスを持ち、ディスクブレーキを装備さえしますから、おそらくは数年のウチに”グラベルロード”という言葉は”コンフォートロード”と同じように消えて無くなると思います。

”ロード=スピード”という柵から開放され、自らの旅の妄想を実現することが出来る自転車って、すごくワクワクしますよね。

SILEXはあらゆる状況を走る場所に変えつつ、その上で旅を構築するのに最適な自転車として設計されました。

ドイツではこれまで29インチMTBで行っていたツーリングを、このSILEXに置き換え、より軽快に合理的に自転車での旅を楽しむ人が増えることでしょう。

アメリカ人のようにマッチョで、クレイジーな、”過剰こそ文化”と言える土壌で育ったバイクではないことが、このSILEXを理解するのに必要な要素です。

地図を眺めながら次の旅の構成を、SILEXと共にいかがですか?

メリダ SILEX400
199,900円(税別)

700x42Cまで使えます。650Bx2.2inchも使用可能です。

フロントフォークの両側にはボトルケージ台座があり、荷物を積むことができます。

フレームバッグを装備した場合には、ダウンチューブ下の台座を使用すればボトルが2本持てます。