育成システム

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Jリーグで助っ人外国人が盛んだった頃、日本人のみにこだわって強化策を続けようとしたチームは理解されず、「そんなことにこだわってるより外国人入れてリーグのレベルアップを」と言われていましたね。それによって、外国人を入れたチームは一時的に上位を固めましたが、その後に残された日本人選手や指導者はどうなったでしょう?

しかし、ジュニア世代からの育成システムを作り上げたチームは、その後どんどんとトップチームや海外へ選手を送り続け、現在のJリーグでも安定したリザルトを残し続けています。ブリッツェンが目指しているのはそれです。安易に海外選手を使おうという意見は栗村さんの時代にもチーム内部から盛んに言われたそうですが、断固拒否してきました。

今、ブラウ出身の”国内でしか走ったことがない選手たち”はラブニールを完走できるほど強くなっています。あと3年後、5年後が今から楽しみです。

堀孝明選手、雨澤毅明選手、小野寺玲選手はジャパンカップや昨日の大分クリテで最も目立つ走りをした日本人だと思います。

新城幸也や別府史之のような突然変異により生まれた選手を待っていても、そのリーグやスポーツに未来は無いでしょう。育成システムへのサポートこそ、サイクルスポーツがメジャーになり、ちゃんと稼げる、あるいは子供たちが夢見るスポーツへとなり得る唯一の道であることは、前述のサッカーを見れば明らかです。

南米偏重の読売システムは崩壊しましたし、学校メインのブッコミしかしなかった静岡のシステムも衰退しました。残ったのは、クラブとして、会社経営し、システムで育成したクラブではないでしょうか。

ミヤタサイクルとメリダと私達メリダディーラーはこういったチーム運営の方針にも賛成し、彼らを全力でサポートする気持ちを常に持っています。メリダライダーの皆さんも同じファミリーとして彼らを応援して頂けると嬉しく思います。皆さんがバイクを買って、乗ってくれたから、彼らは走れています。