バーレーン・メリダプロサイクリングチームが正式にスタート

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8月1日、かねてから噂のあったバーレーンサイクリングチームについてニュースがありました。

メリダは「バーレーン・メリダ プロ・サイクリング チーム」の機材スポンサー/サプライヤーになることを発表しました。

先週あたりにこのニュースを聞き、心躍らせた方もいらっしゃるかと思います。現ランプレ・メリダのGMであるコープランドが新しいバーレーン・メリダのGMとなり、ランプレ・メリダが所有するワールドツアーラーセンスを引き継ぎます。

アスタナのニーバリが新生バーレーン・メリダに移籍(cyclowired.jp)
http://www.cyclowired.jp/news/node/207465

エースライダーは昨日発表され、アスタナのヴィンチェンツォ・ニーバリが契約することを発表。追って他のメンバーも発表されるが、噂ではウリッシ、メインテス、ヴィスコンティ、ヴァノッティ、アニョーリなどが連ねています。アスタナとランプレの連合軍といったところです。

チームの最大の目標はもちろんジロになると思います。個人総合優勝とチーム総合を狙って、メリダバイクを初めてグランツールの頂点へ押し上げることも目標にしたチームになります。また、ツール個人総合で上位に入ったメインテスやウリッシによって様々なタイプのレースでの活躍が見込まれます。

先日のニュースではランプレ・メリダの総予算はSKYの5分の1で約8億円です。これが新チームではモビスターやアスタナと同程度まで大きくなるのでは?と個人的に予測しています。バイクメーカーの予算規模に、ようやく追いついたという私の印象です。

毎年1割ほど予算は大きくなっており、主にSKYによって釣り上げられているわけで、他チームにしてみれば”新しいチームの形を模索”しないかぎり、下位の方から消えてゆくのは自然の流れでしょう。

ランプレ・メリダはプロコンチネンタルチームとして継続されるとの噂があります。また、我らが新城幸也の動向についても不明です。8/1の移籍情報解禁までに、本来はツールまでに席取り完了したかったのですが、怪我のせいもあって出来ていないのではないかという声と、チームオーナーであるバーレーンの王子とメリダの意思によりは国際的なチームになるがゆえ、そこに席はあるのではないか?という声もあります。

※予算が気になる方はこちらのニュースをどうぞ。
Can success be bought in pro cycling? A look at team budgets and the value equation
http://cyclingtips.com/2016/07/can-success-be-bought-in-pro-cycling-a-look-at-team-budgets-and-the-value-equation/

〜以下プレスリリース引用〜


数ヶ月間の交渉を経てようやく本日の公開にこぎつけました。世界第二位の自転車メーカーであるメリダは、2017 年 1 月 1 日より新しく結成される「ワールドツアーチーム BAHRAIN MERIDA Pro Cycling Team」の機材スポンサーにつくこととなりました。「まさに、当社のロードレースの歴史に新たなページを開く事となり喜ばしい限りです。グローバルな自転車メーカーとして新しいマーケットの開拓に期待するとともに、バーレーンの人々に健康的なサイクリングスポーツを拡げようとされている野心的な試みを全力でサポートしていきます。」と当社ウイリアム副社長がその意気込みを表明しております。2013 年に Team Lampre-Merida のスポンサーとしてワールドツアーに参戦して以来、メリダはブランドとして大きく成長し、他のリーディングチームに勝るとも劣らない製品を供給してきた事はレースにおいて幾度となく証明されてきました。メリダは長年より高いゴールを目指すライダーに満足してもらえるよう技術を向上させる事で、大きく成長してまいりました。マシンとライダーのパーフェクトなコンビネーションがいつも良いレース結果につながり、ついに次なるステージに向け飛躍をすることとなりました。そして、今、野望に満ちた「BAHRAIN MERIDA Pro CyclingTeam」に参画することによりメリダブランドが更なる拡がりを見せるものと思っております。10 月に開催される世界選手権のほか、ツアー・オブ・カタール、ツアー・オブ・デュバイ、ツアー・オブ・オマーンの諸レースが、湾岸諸国へワールドクラスのレースを知ってもらう事につながり、より多くの人々にサイクリングがスポーツとして感じてもらえる兆しが鮮明となってきております。既にメリダは 88 カ国の皆様にインターナショナルなブランドとして認めて頂いておりますが、本件により今まで手薄であった湾岸地域で、バーレーンや隣接国諸国が大きなマーケットへと変貌していくものと期待しております。ドイツに開発拠点を置き、中国にも生産拠点を展開している台湾メーカーとして、当社は 1972 年創設以来、日々のビジネス活動を通して、異なった政治・社会システムをもつ国々と取引を重ね、異文化交流を深めてまいりました。メリダは、今時似つかわしくないかもしれませんがサイクリングを統一する信奉者であらんとする企業といえます。この事が、本件「BAHRAIN MERIDA Pro Cycling Team」への参画によりサイクル・スポーツが国境を越え、より多くの人々に紹介される一助になるチャンスであると考えています。メリダは、単にスポンサー/機材サプライヤーとしてばかりでなく自転車メーカーとしての 40 年余にわたる知識と経験もお役に立てるようチームを支援していく所存です。
尚、「BAHRAIN MERIDA Pro Cycling Team」のチームメンバーは追ってお知らせ申し上げます


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