Daily Archives: 2018/05/12

猛暑でも、山でも、暑くないし冷えないアンダーが入荷

猛暑でも、山でも、暑くないし冷えないアンダーが入荷しました
最近の流行りはアレとかソレとかですが、低温時や気温差がある場合に強いのですが、真夏の平地では暑く感じます。

日本の夏は特殊な環境
どちらかというと、真夏はアンダー開発の際に捨てていると思います。つまり、どうやっても暑いので、なんでも一緒だろうと。ところがアンダーの良し悪しで真夏も快適性は大きく変わります。

最近ではコールドブラック®などの熱くなりにくい素材も便利に使えますように、アンダーウェアも高性能なものが良いですよ。

アンダーウェアの効果は汗や水分を外に出すことだとはご存知だと思います。しかし、ポリエステル(PE)を使う限りそれは中途半端に終ってしまいます。なぜなら、PEが水を吸ってしまうからです。ナイロンはもってのほか。

究極の排水アンダー
なんと今回の生地は繊維から編んで開発を重ね、PPメッシュの穴の部分にPEを使用することで、伸縮性を損なわず、最高のアンダーを作り出すことができました。排水性能と着心地、そして価格という問題をクリア。

その結果、この究極の排水アンダーが完成しました。

水を吸わない素材ポリプロピレンで作ったアンダーシャツです。水に浮くほど軽量性があり、熱伝導率も低い為、優れた保温性を発揮します。また、汚れ(人の油や皮脂)がが付着しても他の繊維と比較して、洗濯で簡単に落ちます。

夏場の峠道の下りでは大活躍しますが、動画の最後にあるように、水分を外へ出した上で肌は濡れていないので、保温性能が非常に上がります。ゆえ、秋〜春まではミドルレイヤーや起毛素材シャツの下にアンダーを着ることで非常に効果が上がります。むしろ、アンダーウェアの性能が悪いと、無駄な保温性能を求めることになりますから、常に風を受けて運動する自転車では効率も性能も期待できないでしょう。

TJARでもサポートアスリートであるトレイルランナーの山本健一さんらが使用しています。つまり、過酷な環境下でも使えるということです。

生地厚は大事
暑い時には生地厚は必要ありません。生地厚が増すと、多少水分を保持したとしても肌から離すことができます。それは低温時には効果を発揮しますが、高温時にはむしろ暑さを増すことになります。チューブ状に編んだ糸でメッシュを編むアンダーウェアがありますが、あれはポリプロピレン特有の生地の硬さを肌に当てないようにする工夫です。オンヨネは高い技術力をもって、オリジナルの素材を開発、既存の生地では不可能な製品を作りました。

オンヨネ メンズブレステックPPノースリーブ
 素材 ポリプロピレン97%、ポリエステル3%
 サイズ S/M/L/O
 重量 51g(L寸)
 価格 本体価格¥3,800+税

サイクルショップ マティーノ ウェブストアでも販売しています
https://mattino.theshop.jp/items/11253010

以下解説

ポリエステル(PE)のメリット
一般的なアンダーウェアはポリエステルで出来ていることが多いと思います。速乾シャツの類です。
しわになりにくい、丈夫で型崩れしにくい、速乾性があるという特徴があります。また、吸湿性が少ないという特徴があることは皆さんご存知だと思いますので、いわゆる「吸汗速乾」というキーワードで目にしていると思います。そのイメージからは、「汗を吸って、外に出してくれるんだ!」と効果を思い浮かべるでしょう。しかし、その吸湿性はあくまで「コットンと比較した場合」であってポリプロピレンと比較しますと、十分に吸ってしまうという相対値になります。また、一度吸って外に出すので汚れが残りやすく、洗濯しても落ちにくいので、匂いが残りやすいという特徴があります。みなさんも経験があると思います。

ポリプロピレン(PP)とは
ポリプロピレンは化学繊維の中で最も軽い繊維です。比重が1(0.91)に満たないため、水にも浮きます。水を吸わない繊維であり、軽くて強く、価格も安いため、衣料にも広く使われそうですが、他の化繊ほどメジャーというわけではありません。ポリプロピレン100%の服というのは、なかなか探すのが困難な部類です。酸性、アルカリ性のいずれの薬品にも強い性質を持ちます。また、汚れがつきにくい繊維です。

公定水分率は0%!
公定水分率とは温度20度、湿度65%の状態を標準状態というが、この状態で含まれる水分の割合に近い値で決められています。つまり、0である場合、水を一切吸わないということです。吸水性がないため、速乾性能に優れ、熱伝導率の低さから”保温にも効果がある”ため、アンダーウェア等でその力を発揮します。

公定水分率
 毛:15%
 絹:12%
 綿:8.5%
 ナイロン:4.5%
 ポリウレタン:1%
 ポリエステル:0.4%
 ポリプロピレン:0.0%

ところが
PPはいわゆるプラスチックなので、CDやDVDのケース、化粧品のケース、衣装ケースなど、まさにプラスチック。これで繊維を作ると…硬いのです。そこで、PPとPEを混ぜて使うことで製品として成り立ちやすくする代わりに、性能面で妥協するという方法が一般的なメーカーが選択する方法です。

PP100%の場合、肌触りが良くないこと、あるいは伸縮性を得にくいことが原因となリ、着心地の良い衣服を作りにくいからです。一般的なメーカーでは生地メーカーが開発した製品を買い、それを利用してアンダーウェアを開発します。その場合、余りニーズがないPPにそこまで開発費を当てることは少なく、あるとしても高価である場合が多くなります。

製品化しても高価になってしまうことが多く、その着心地面を改善する為にループ状やハニカム状に繊維を編んで、それを生地に編む方法をとるため、生地の厚みが増えてしまいます。生地厚を出すメリットはデッドエアを貯めることが出来るので保温力をフォローできます。PEやナイロンを混ぜて使ってしまうと、せっかくの効果も大きく低減してしまいます。

素材で比較
D社:ポリプロピレン100% (5143円)
 オンヨネ:ポリプロピレン97% ポリエステル3% (3800円)
 O社:ポリプロピレン90% エラスタン(ポリウレタン)10% (7400円)
 M社:ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% (4600円)
 C社:ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% (3800円)

PPを売りにしたアンダーを並べてみました。PPを使っているんですが、ナイロンを多く使っているものがあります。ポリウレタンにしても、水分をかなりよく吸いますから、その性能を大きく落としていることがわかると思います。水を吸うメリットはあるでしょうか?いいえ、ありません。